体術は、体力の向上や身体のバランス・協調性を高める素晴らしい稽古法です。当道場では、稽古時間の約半分を体術に充てており、初心者から経験者までしっかりと「基本」を身につけられるよう指導しています。
稽古では、伝統的な合氣道のスタイルを大切にしており、すべてのレベルの方に対して基本も細部も重視します。たとえば、「半身(はんみ)」の姿勢など、正しい立ち方や足の運び方を丁寧に指導しています。
また、固い稽古を通じて、特に下半身(脚や腰)の安定を養い、ひとつひとつの技を正しい形で習得していくことに重点を置いています。
素手の技(体術)を稽古する際も、武器技(剣・杖)とのつながりを常に意識しています。とくに、剣(けん)との関係性を理解することで、体術の動きにより深い意味が生まれます。