奥沢合氣塾では、剣の稽古を合氣道の重要な柱として位置づけています。稽古内容は、以下のように段階的に進めていきます。
まずは、剣の基本動作となる七本の素振りを丁寧に稽古します。これらの基本動作を繰り返し行うことで、姿勢・重心・体の使い方を身につけます。
相手と剣を合わせる稽古では、間合い(まいあい)やタイミングを学びます。剣合わせには複数の型があり、実践的な感覚を養うことができます。
次に、五本の組太刀を習得します。それぞれの組太刀には様々な変化技があり、稽古が進むにつれて応用も学べます。
分解稽古から始まり、徐々に「合わせ」へと進めていきます。
剣は本来、命に関わる武器です。そのため、剣の稽古では高い集中力と正確な動きが求められます。剣の技を深く理解することは、体術(たいじゅつ)をより高いレベルへと引き上げる鍵にもなります。剣の理合いを体術に応用することで、動きに芯が通り、技が洗練されていきます。